春休みやゴールデンウィークなどを利用して北海道旅行を楽しもうと考えている方も多いかと思います。
東京では春休みやゴールデンウィークごろには暖かく、非常に過ごしやすいシーズンとなりますが、北海道は気候が違いますので、東京と同じ春のイメージで旅行に行ってしまうと、とても寒い思いをしなければならなくなるため、注意が必要です。
春休み頃の北海道にはまだ残雪が残っている場所が多く、最低気温がマイナスになる日も多いため、まだまだ冬の最中の気候です。
このため春に北海道旅行をする際には真冬の服装を用意しなければなりません。雪がまだ残るということからも帽子や手袋も必須になります。
北海道のほとんどの地域ではゴールデンウィークが雪解けのメドになっています。
雪解けのシーズンは足元の状態が非常に悪いことが多く、雪解けの水で大きな水たまりやぬかるみが各所に見られることが多いので、靴には注意が必要になります。長靴やスノーブーツのような水が染み込まないタイプの靴がおすすめです。
桜前線が津軽海峡を越えるのもゴールデンウィーク明けです。
そのことからもゴールデンウィーク前の北海道は桜が咲く前の東京のような気候といえますので、まだまだ冬の服装が必要なシーズンといえます。
冬の北海道旅行では、洋服の防寒対策はもちろんですが、意外にうっかり忘れてしまうのが靴の対策。
北海道は雪が積もるので、歩くと雪が足元にかかります。
気温が低い時には雪が靴の中に入り込んできてとても冷たいですし、気温が少し上がると雪が溶けて染みてくるのでびしゃびしゃに濡れてしまいます。
とにかく、足回りは雪や泥水が入らないように対策をしましょう。
女性はパンプスなどはNGです。
足も冷たいですし、とにかく滑ります。
ブーツや、おしゃれ長靴を用意するのが良いでしょう(ただし、長靴の場合は中が起毛になっていないととても寒いです)。
また、男性も女性も防水スプレーは必須。
必ず防水しておきましょう。
また、転倒対策としては北海道民は靴底にすべり止めがついているものを選ぶようにしています。
しかし、滑り止めがついていないデザインのものは自分で修理屋に持参し靴裏を貼ってもらうことも。
街中はロードヒーティングなどで歩きやすくなっていますが、ちょっと裏に行くと足元はかなりツルツル、危険です。
慣れていない場合転倒して大けがの可能性もあります。
一足1000円前後ですぐに取り付けてくれますので、どうしても滑って歩けない!という場合は是非利用をお勧めします。
冬、北海道に旅行に行く際の服装はどう選べばいいか…。北海道と言えば雪国であり冬の旅行先となれば気になるのが服装です。
比較的寒い地方に住んでいればそこまで服装に対する不安はないでしょうが、都市部や特に西日本に住んでいる方は服装についての下調べをするのでしゃないでしょうか。
さすがに北海道と言えども楽しく旅行する程度ならそこまで警戒する必要はなく、厚手(中綿入り)の長めの上着にセーター、吸湿発熱の下着を重ね着していけば事足りるでしょう。
最近安価で出回るようになったフリース素材の服も上手に活用したいものです。ここで安心するのではなく、見落としがちな下半身の服装にも気をつけましょう。
多くの場合冷えは足元から来るので底の厚いブーツに靴下を重ね穿きし、股引、裏起毛の暖かいズボンを用意しましょう。特に靴はスパイクのような滑り止めがあると凍った雪道でも転ぶことがなく安全です。
他にも体の末端を冷やしてしまわないよう、耳まで隠れるニット帽かイヤーマフ、厚手で邪魔なくらいのマフラー、手袋も必要です。さらにホッカイロも複数あるとさらに暖かさが増します。何も南極観測に赴くような格好まではしなくても大丈夫ですが、気候に合った服装で冬の北海道を楽しみましょう。
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北海道を旅行されるときに、レンタカーなどを利用して車で移動される方も多いと思います。しかし、普段都会暮らしに慣れている人が、北海道で車を利用される時は、色々と注意が必要な点があります。まず、冬の時期にドライブをされる方は、当たり前ですが雪に対する対策が必要です。
降雪地域特有の道路標識を目にすることもあるため、事前に知識として頭に入れておかなければなりません。基本的なことになりますが、車は4WDとスタッドレスタイヤを選ぶことをお勧めします。レンタカーを借りるときに、車種の指定を忘れないようにして下さい。
また、一見、地元の人が通常のスピードで走行しているからといって、安全な道とは限りません。初めての雪道の場合は、どこになにがあるかを把握することが難しくなります。スピードを十分に落として走行するなどの、基本的な注意を怠らないようにしてください。
それにともなって、旅行スケジュールは十分に余裕を持って組むことが必要です。特に飛行機など時間が決まっているスケジュールに対しては、遅れてしまうと大変なことになりますので、道に迷った時の可能性など、事前に様々な状況をシュミレーションした上で、安全で快適な旅行を楽しんで下さい。
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