北海道は斜里郡清里町、摩周湖の北東にある山奥に佇む小さな池が神の子池です。神の子池は先人が名づけた名前なのですが、誰が名づけたのかは明らかになっていません。
神の子池を一目見たらその色に驚くでしょう。なんと綺麗な青色をしているのです。その理由は、摩周湖の水が地下でつながって湧き出ているためです。その量は年間12000トンにもなります。その上、摩周湖同様透明度が高いですので池の底に横たわる樹の枝がはっきりと見られます。また、青く見えるのは水酸化銅が影響していると見られますが定かではありません。水温は年間を通して8度が維持されています。
流れこむ川も流れでる川もない摩周湖の水位が年間を通して変わらないのは、神の子池をはじめとして伏流水があちらこちらに湧き出ているからです。一見すると浅く見えますが、深さはなんと5mもあります。周囲の長さは220mです。
さらに池では朱色の斑点を持つ生物、オショロコマが樹の枝の隙間をスイスイと泳ぐ姿も見られます。
まだガイドブックにも掲載されていない、穴場として観光地化がほとんど行われていない場所ですが、この神の子池に限って言えば、未来永劫観光地として整備を行ってほしくない場所でもあります。
自然・景観を楽しむために北海道観光をするなら、積丹半島の神威岬は押さえておきたいポイントです。神威岬は札幌市から車で日帰りできる距離にあり、地元の人の日帰り観光にも利用されます。
秘境のごとき景観が美しく神秘的であり、細く突き出た岬の先端に立つと、透明感にあふれた海と断崖を見ることができるでしょう。また、海から屹立する岩も不思議な景観を生み出しています。神威岬の語源はアイヌ語にあり、北海道の先住民であるアイヌの人々から信仰される場所でした。カムイという言葉は「神」であり、かつてこの地は女人禁制だった時代もあります。遊歩道の入り口には「女人禁制の門」がありますが、現在は男女関係なく立ち入り可能です。
かつて神と呼ばれたこの岬は、冬は人を拒絶するように雪に閉ざされます。そのため、観光バスは春から秋まで運行していません。一方で、夏は鮮やかで澄んだ青や碧の海を見ることが可能です。厳しい海に育まれた海の幸も豊かです。神威岬の近くでは、特に取れたてのウニを使った料理が楽しめます。人気は大盛りのウニ丼でしょう。
細い遊歩道・坂道・階段などを歩くため、歩きやすい服装をしていくことが望ましいでしょう。海沿いの散策も岩場があるので、特に靴は歩きやすいものを用意するとよいでしょう。
北海道の観光スポットの一つに層雲峡があります。層雲峡は温泉地で沢山の温泉ホテルが立ち並んでいます。どこの温泉ホテルも大変豪華で、貸切風呂や混浴、露天風呂など様々な温泉があります。エステサロンやマッサージも完備され、色々なサービスが充実しています。
層雲峡は近くに川や滝があり、自然に囲まれている為、観光スポットも沢山あります。秋は紅葉を楽しみながら温泉に浸かる事が出来ますし、冬は雪景色が眺めながら温泉に入れます。特に冬は氷祭りが開催されており、氷の彫刻など美しい氷の像を見る事も出来ます。
層雲峡の最大のメリットは四季を楽しむ事が出来る事でしょう。どの季節に訪れても楽しむ事が可能です。また、旭川市から車で1時間半ほどで到着出来ます。
一度層雲峡を訪れると又違う季節に行ってみたいと必ず思うでしょう。層雲峡のお客さまの特徴はリピーターが多い事です。
温泉や滝、川など見所も沢山ありますが、各温泉ホテルのサービスが良い事もリピーターを増やしている理由です。カップルプランや家族プラン、女子会プランなどお得な料金で宿泊する事が可能なキャンペーンを随時行っていますので、是非利用してみて下さい。温泉と滝や川、紅葉や冬景色など自然を満喫しながら温泉を楽しんで下さい。
« 大沼国定公園神威岬 »北海道の大沼国定公園は、函館から特急列車で20分の距離にある自然の楽園です。3つの湖に小さな島が見え活火山駒ケ岳が美しい姿を映し出しています。湖畔の散歩、サイクリング、キャンプ、そして遊覧船に乗って島の観光をするなど、様々な活動で自然を満喫することができます。大沼国定公園の野外活動は、大沼公園駅前の「大沼国際交流プラザ(観光案内所)」で相談することができます。
冬は水面が氷で覆われて雪と氷を存分に楽しむことができます
大沼国定公園の冬は周辺一帯が雪景色に変わります。湖は厚い氷が凍って、その上で様々な体験をすることができます。特に氷に穴を開けて魚を釣る「ワカサギ釣り」が人気があります。すぐに揚げて食べると格別の味を感じることができます。また、氷の上でスノーモービル、バギーカー、そりに乗ることができ、爽快感を感じることができます。もちろん、スキーやクロスカントリーもでき、完璧な冬を楽しむことができます。
大沼国定公園に行けばぜひ味わいたいのが「函館大沼牛」です。豊かな自然の中で、北海道の牧草を食べて育った牛は、肉の味が濃く、脂肪は、甘味のある美味しい牛肉です。大沼湖畔のレストランやホテルで牛肉のステーキやビーフシチューをお楽しみいただけます。柔らかジューシーな牛肉の味を見ればびっくりするでしょう。
北海道へ行くのならば、一度は体験して欲しいのが函館山から見る夜景と、そして眺望です。
朝と夜の二つ顔は、なんとも言えない眺望です。
昼間は、海に挟まれた函館市の地形がくっきりと見え、海の青さと町並みが見えてとても良い眺めです。
そして、地形がはっきりしていることで、海とのコラボレーションがとても美しくい街だと実感します。
夜は、これが現像世界となり、魅惑的な眺望になるのです。
そう、世界三大夜景の1つとも呼ばれている函館山の夜景は、頂上からみる眺望は何とも言えません。
グリーンにブルーにイエローにホワイトといった、さまざまな色の光が函館の地形にそったイルミネーションで
飾られているのです。
しかも、そのイルミネーションは民家や商店街に街灯といった生活の光なのです。
その光と夜空の星たちがコラボレーションしている夜景は、幻想的でロマンチックな世界へとなります。
昼は地形と海が美しいですが、夜ともなれば光り輝く宝石が、散りばめたように輝やいているのです。
函館山へ行くのであれば、この二面性を楽しんでいただきたいものです。
また、函館山は自然が美しい場所でもあります。
ロープウェイが出ています。
函館山の自然の木々たちを楽しむことができます。
美幌峠は北海道の屈斜路湖西側に位置する峠です。標高は525メートル、国道243号線の途中にあり、阿寒国立公園に属しています。峠には道の駅グルッとパノラマ美幌峠があります。施設としては売店、レストハウス、トイレが整備されています。また、駐車場も広く取られています。天気が良い日には展望台から屈斜路湖や阿寒の山々が一望でき、ロケーションとしては最高です。また、美空ひばりの楽曲「美幌峠」に歌われその歌碑が設置されています。峠付近は笹原が広がっており、他の植物はあまり生えていませんが、風を遮るものがあまりないことから、パラグライダーの発着ポイントして利用されています。峠に向かう道は美幌町側は直線が多く、走行しやすいですが、弟子屈町側はカーブが多く冬は吹雪等で通行止めになることがよくあります。また、美幌峠は濃い霧がかかることも多く、冬場以外も走行には注意が必要です。また、美幌峠だけではなく、北海道全般に言えることですが、鹿が路上に出ていることが多々あります。特に夜の走行は鹿が見えづらいため注意が必要になります。施設の営業時間は4月上旬から10月までは9:00~18:00、それ以外の時期は9:00~17:00と少し早くに閉まるため利用する際は気をつけましょう。
« 摩周湖函館山 »切り立った山に囲まれて、川が一本もつながっていない摩周湖は摩周ブルーと呼ばれる深い瑠璃色の湖面をしています。透明度、世界でも上位にランクされています。
霧の摩周湖という歌がありますが、一度も霧を見たことがありません。
地元の人によると6月から7月にかけて多く出るとのことでした。
「独身者が晴れた湖面を見ると結婚が遅れる」
「金持ちが訪れると霧がでて、貧乏人が訪れると晴れる」
「霧で湖面が見えなかった恋人は分かれない」
という都市伝説を地元の人に聞きましたが、霧で湖面が見えなかった人の皮肉に聞こえます。
湖面は展望台から見ることになります。
第1展望台は、レストハウスもあって最も人気です。カムイシュ島とカムイヌプリが正面に見え、その向こうに斜里岳がそびえ、後には根釧台地が大きく広がり、北海道のならでは景色が楽しめます。
第3展望台はカムイシュ島の間近で、屈斜路湖とカルデラが一望できます。ここも北海道らしい景色です。
そしてお勧めは裏摩周展望台と呼ばれる展望台です。第1展望台の向かいで、霧の発生が少なく湖面を見られる可能性が高いんだそうです。霧が出ていたら回ってみるてはいかがでしょうか。
アイヌの伝説によると、部族間の争いで孫と逃げていた老婆が孫とはぐれ、捜しているうち力尽きカムイシュ島になってしまい、誰かがここを訪れると、孫が来たのかと涙を流し、それが溜まって摩周湖になったんだそうです。
毛無山は北海道小樽市の郊外にある標高548.2mの低山です。地名の由来はアイヌ語の「ケナシ・kenas」で「山林」を意味すると考えられています。これに「毛無」の字が当てられました。
毛無山には小樽市とキロロリゾートなどがある赤井川村を結んで国道393号線が走り、山頂近くの標高470mの地点には展望所があります。視界を遮るもののない展望所からは、日中、小樽市の全景を見下ろすことができます。
また、ここは、小樽市周辺ではよく知られた夜景スポットです。展望所からは、小樽市街の夜景を存分に楽しむことができます。昼夜を問わず多くの人が訪れる観光スポットですが、混み合う感じが無く、雰囲気が良いので、夜のデートスポットとしてもおすすめです。できれば日没少し前から訪れると、朱から紫、そして紺色に変わる海や空の美しい光景も楽しめます。夜景は、ライトアップされたマイカル小樽の観覧車を始めとして、小樽市の中心部と朝里地区の街灯りが、宝石を撒いたように眼下に広がります。展望所周辺には街灯がないため、日没後は完全に真っ暗となり、星も綺麗に眺められます。
但し11月から4月の積雪時は、道路が閉鎖されますのでご注意ください。
北海道を地図で見た時、左上には宗谷岬が有りますが、その宗谷岬の左下あたりには2つの島があります。
この島は、礼文島と利尻島で、稚内からはフェリーを利用することで二つの島に行くことが出来るようになっています。
ふたつの島のうち、丸い形をしているのが利尻島と呼ばれる島で、国内では18番目に大きな島と言われており、島には約5400人の人が住んでいます。
この島の特徴は、周りが海に囲まれていると言う事だけではなく、島の中央にある山が特徴的です。
この山は、利尻山と呼ばれる山で、標高が1721メートルになります。
晴れている時などでは、北海道から利尻山を見ると、それが富士山のように見えることからも、利尻富士と言う名前でも呼ばれています。
島の北側には、利尻空港があり、北海道と結ぶ路線が就航しています。
この島で生活する人の足になるのが、稚内と島を結ぶフェリーですが、夏になると、多くの観光客が訪れる事からも、稚内からのフェリーは一日4往復運航されています。
また、近くにある礼文島に行く時も、この島からフェリーを使って渡ることが可能な事からも、北海道旅行に礼文と合わせて楽しみたいと言う人が多いのが特徴と言えましょう。
北海道の北部に位置する稚内市の西方約60㎞の日本海上に浮かぶ礼文島(れぶんとう)は、礼文郡礼文町に属しています。利尻島や稚内市とともに、2012年に公開された映画「北のカナリアたち」の舞台となっています。礼文という地名の由来は、北海道の先住民族であるアイヌ語で「沖の島」を差す、レプン・シリという言葉からつけられました。
東西には約7.9㎞、南北には約25.8㎞、周囲は約72㎞で、人口は2013年4月1日現在、2814人の小さな島です。0メートル地帯から約200種類もの高山植物が咲き乱れており、別名として花の浮島とも呼ばれています。礼文島の西海岸は地形が険しくなっており、西からの強い季節風によって一年中厳しい気候に晒されているため、高い木の生えない、荒涼とした笹地が多い地形となっています。
2007年には温泉掘削に成功しており、高山植物を観察できるトレッキングコースや、黒ソイ・ガヤ・カジカなどが釣れるテトラポッドの穴釣り場が複数存在する等、自然を楽しむ観光地でもあります。冷涼な気候のため高山植物の分布も多く、利尻礼文サロベツ国立公園にも指定されています。近年は島の北端を中心に野生のアザラシが生息しており、一年中観察が可能となっています。